転職やキャリアの話になると、
「まずはキャリアの棚卸しをしましょう」と言われることがあります。
ただ、いざやろうとすると、
何を書けばいいのか分からなかったり、
「これって意味あるのかな」と手が止まってしまう。
この記事では、
キャリアを前に進めるための作業としてではなく、
判断を落ち着かせるための整理として、
キャリアの棚卸しの意味と、無理のないやり方をまとめます。
キャリアの棚卸しは「前に進むため」だけのものではない
キャリアの棚卸しというと、
転職用の職務経歴書を作るため、
強みを見つけるため、というイメージを持たれがちです。
もちろんそれも一つの目的ですが、
もう一つ大切なのは、
自分がどこで引っかかっているのかを言葉にすることです。
迷いが強いときほど、
「何が不満なのか」「何が不安なのか」が、
自分でも分からなくなりやすくなります。
キャリアの棚卸しがしんどく感じる理由
棚卸しが進まないのは、
やり方が悪いからではありません。
多くの場合、
・立派な実績を書かなければいけない気がする
・評価される言葉にしなければ意味がないと思ってしまう
・将来の答えまで出そうとしてしまう
こうした思い込みが、手を止めています。
キャリアの棚卸しは、
他人に見せる前提でやる必要はありません。
まずは、自分のためのメモで十分です。
判断を落ち着かせるための、シンプルなやり方
ここでは、
キャリアを評価するためではなく、
判断の材料を集めるための棚卸し方法を紹介します。
① 事実だけを書き出す
うまくいったこと、評価されたことだけでなく、
長く続けてきた業務、淡々とやってきたことも含めて、
事実ベースで書き出します。
② 感情が動いた場面に印をつける
楽しかった、しんどかった、違和感があった。
小さな感情の動きに印をつけることで、
自分の引っかかりが見えやすくなります。
③ 「続けたい/距離を置きたい」を分けてみる
得意・不得意ではなく、
今後も関わりたいか、少し距離を置きたいか、
という視点で分けてみてください。
ここまでできれば、
立派な結論が出ていなくても、棚卸しとしては十分です。
キャリアの棚卸しは「答え」を出さなくていい
棚卸しをしたあと、
「結局どうするか決めなきゃ」と思う必要はありません。
むしろ、
・今は様子を見る
・情報収集だけしてみる
・誰かに話してみる
こうした小さな次の一歩を選べるようになることが、
棚卸しの役割です。
キャリアの棚卸しは、
一度やって終わりの作業ではありません。
迷ったときに、何度でも戻ってきていい整理です。
会話に戻すために
「最近、自分の仕事をちょっと振り返っててさ」
そんな一言から、誰かと話してみてもいいかもしれません。
キャリアの棚卸しは、
一人で完結させなくても大丈夫です。



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