転職エージェントを使い始めると、
- 連絡が多くて疲れる
- 話がどんどん進んで不安になる
- 自分のペースじゃない気がする
こうした違和感を覚える人は少なくありません。
それでも、
「無料で使わせてもらっているし…」
「これが普通なのかな…」
「わざわざアドバイスくれているし…」
と、そのまま流してしまうケースも多いです。
この記事では、転職エージェントに振り回されないための考え方を、判断軸として整理します。
転職する・しないを決める前に、
「自分のペースを取り戻す」ための視点として読んでみてください。
まず前提として知っておきたいこと
転職エージェントに振り回される背景には、
個人の問題というより構造的な理由があります。
エージェントは、
- 企業に人材を紹介し
- 入社が決まって
- 初めて報酬が発生する
ビジネスモデルです。
そのため、どうしても転職を前提に話が進みやすいという特徴があります。
これは善悪の問題ではなく、
仕組み上そうなりやすい、という点が重要です。
「振り回されている」と感じやすい場面
① 転職前提で話が進んでいく
まだ気持ちが固まっていないのに、
- 応募スケジュールが組まれる
- 面接対策が始まる
と、「戻れない感じ」が出てくることがあります。
この時点で違和感を覚えるなら、
一度立ち止まって問題ありません。
私も過去、とあるエージェントを使っている時に、勝手に話が進んだことがありました。
その際は「いやいや…」と前提条件を確認しに行くことで、エージェントの暴走を止めることもできます。
② 判断を急かされる
「枠が埋まりそうです」
「今動かないとチャンスがなくなります」
こうした言葉に焦りを感じるケースもあります。
もちろん事実の場合もありますが、
不安を煽られていないかは冷静に見たいポイントです。
こちらでも、私の経験をお伝えさせて頂くと…
実際に内定が出る前には「内定が出てもだいたい2週間~3週間程度は待っていただけますよ」
と親切な回答があったにもかかわらず「内定が出てから1週間以内に回答していただけないと…」
と手のひら返しをしてきたエージェントの担当がいました。
これは、会社の問題というよりは、そのエージェントの営業成績の問題であと1人で目標達成などというタイミングだった場合は、強引な焦らせに巻き込まれることもあります。
このようなときは気持ちを強く持ちましょう。
③ 自分の希望が後回しになる
相談したはずなのに、
- 希望条件が十分に反映されない
- 納得感よりスピードが優先される
こうした状態が続くと、
「誰の転職なのか分からなくなる」感覚に陥りやすくなります。
こんな時は
「以前にお伝えさせて頂いていた希望が十分に反映されていないように感じます」
「もし、希望が反映されない。もしくは希望に見合わない求人がメインであればお聞かせください。他のエージェントも含めて検討したいと思います」
などと、適正に対応してくれないと他のエージェントも視野に動きますよ。
と示唆出しをすれば、エージェントの担当も「ギクっ」となりしっかりとしたコミュニケーションを取ってもらえるようになります。
振り回されないために持っておきたい視点
① 転職エージェントは「判断の代行者」ではない
転職エージェントは、
- 情報を集める
- 選択肢を整理する
ための存在です。
最終的に決めるのは、
あくまで自分だという前提を忘れないことが大切です。
② 「今すぐ転職するか」は常に自分で決めていい
エージェントを使ったからといって、
- 必ず転職しなければならない
- 応募を続けなければならない
わけではありません。
気持ちが変わったら、
一度ペースを落とす、やめるという判断も自然な選択です。
③ 違和感は「判断材料」
モヤっとした感覚は、
- 自分の価値観
- 今の優先順位
を教えてくれるサインでもあります。
違和感を無視するのではなく、
「なぜそう感じたのか」を整理することが重要です。
ライフステージ別に意識したいポイント
独身の場合
比較的柔軟に動ける時期ですが、
- 勢いで決めてしまう
- 後から違和感が出る
ケースもあります。
スピードよりも納得感を優先して良い段階です。
特に20代の時は、よほどのことがない限りはチャレンジが出来る時期でもありますので、積極的な動きを取ってもよいかもしれません。
既婚・子なしの場合
パートナーとの生活設計が関わってきます。
- 転職時期
- 収入の変化
エージェントのペースと、
自分たちのペースを混同しないことが重要です。
パートナーとも話し合いながら進めることが必要不可欠です。
パートナーをないがしろにして、エージェントの担当と進めてしまえば、選考は進んでいるのにパートナーとの話し合いが進まず、結局選考スピードや選考先の温度感が下がってしまうなど、上手くいかないという事にもなりかねません。
既婚・子ありの場合
リスク管理の優先度が高くなります。
- 急な決断
- 不十分な検討
は避けたいところです。
転職を急かされる状況ほど、
一度立ち止まる勇気が必要になります。
パートナーだけでなく家族が関わる重要なフェーズです。
転職を急かされるようなエージェントでは、寄り添ったサポートは受けられないと判断し、別のエージェントや担当を検討してみてもよいと思います。
エージェントとの距離感を整える考え方
振り回されないためには、
- 期待しすぎない
- 任せきりにしない
このバランスが重要です。
合わないと感じたら、
- 担当を変える
- 利用をやめる
という選択をしても問題ありません。
転職エージェントは、
人生の主導権を預ける相手ではない、という視点を持っておきましょう。
あなたにとっての、転職エージェントは”転職する際の1つの手段”でしかありません。
もちろん、転職エージェントは一人間なので、もちろん気を遣うところは必要ですが、
相手に合わせすぎるということは、あなたとあなたの周りの優先順位を下げているということと同義です。
あなたの人生をより良いものにするための転職を捉え、転職エージェントを上手く活用していきましょう。
次に取れる小さなアクション
- 今の違和感を言葉にして書き出す
- 「自分は何を急いでいないか」を整理する
- ペースを落とす選択肢があると認識する
転職活動は、早く終わらせることよりも、
納得して選べることの方が大切です。
自分のペースを取り戻すことが、
結果的に後悔しにくい選択につながります。


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