転職エージェントについて調べていると、
「複数使うのが当たり前」「1社に絞ったほうがいい」など、さまざまな意見を見かけます。
初めて転職を考え始めた人ほど、
「結局、複数登録ってしたほうがいいの?」
と迷いやすいポイントです。
この記事では、転職エージェントの複数利用について、
メリット・デメリットを整理しながら、向き不向きの考え方を解説します。
正解を決めつけるのではなく、
自分の状況に合うかどうかを判断するための材料として読み進めてください。
まず結論:複数使うかどうかは人による
最初に結論をお伝えすると、
- 複数使うのが正解な人もいる
- 1社で十分な人もいる
というのが現実です。
「転職エージェントは複数登録すべき」という言葉だけが独り歩きしがちですが、
全員に当てはまる万能ルールではありません。
転職エージェントを複数使うメリット
① 情報の偏りを防げる
エージェントごとに、
- 扱っている求人
- 企業との関係性
- 提案の仕方
は異なります。
複数使うことで、
「特定の視点に寄りすぎる」状態を避けやすくなります。
エージェントによってもどんなジャンルの求人に強いかというのがあります。
複数のエージェントを使うことで、このエージェントは丁寧な対応をしてくれるなどの違いも分かってきます。
② 比較することで相性が分かる
1社だけだと、
- この対応が普通なのか
- 自分に合っているのか
判断が難しいことがあります。
複数とやり取りすることで、
自分が重視したいポイントが見えてくるケースも多いです。
営業営業したエージェントの担当もいれば、寄り添ったサポートをしてくれる担当もいます。
リスクヘッジの意味合いでも複数とやり取りをされるのをお勧めします。
③ 選択肢を広げやすい
特に転職初期では、
- 想定していなかった業界
- 別のキャリアパターン
に気づくきっかけになることもあります。
第三者の視点・意見を聞く貴重な機会です。
エージェントによっても強みのある業界や職種があり、あなたの得意や経験が別の業界・職種のほうが活きるということもあり得ます。
そのような話を複数のエージェントの支援を受けることで新たな世界を知ることが出来るかもしれません。
転職エージェントを複数使うデメリット
① 連絡対応の負担が増える
複数登録すると、
- メール
- 電話
- 面談調整
が一気に増えます。
仕事と並行している場合、
対応するだけで疲れてしまうことも少なくありません。
最近では、アプリやメールなどでも連絡を取ることが出来ることが増えてきましたが、やはり電話でのコミュニケーションが中心となってくるでしょう。
② 情報過多で迷いやすくなる
複数の意見を聞くことで、
- 判断軸がぶれる
- 決めきれなくなる
ケースもあります。
「選択肢が多い=安心」とは限らない点には注意が必要です。
今回の転職の軸は何なのか?譲れないポイントは何か?
そういった観点は必ず、あなたの心の中で決めておく必要があります。
それがなく何となく転職活動をしていたら、エージェントのいうことに流されてしまいます。
③ 管理しきれなくなる
応募状況や選考フェーズを、
- 自分で把握できなくなる
- 同じ求人に重複応募しそうになる
など、混乱の原因になることもあります。
私は、実際スプレッドシートで各エージェントでの応募状況やタスクを整理していました。
そこから、求人の傾向や現在の選考状況を管理することができます。
複数利用が向いている人の特徴
① 情報収集段階の人
まだ転職するかどうか迷っている段階であれば、
複数エージェントを使って情報を集めるのは合理的です。
② 自分の判断軸がある程度ある人
提案を受けても、
- 鵜呑みにしない
- 比較して整理できる
タイプの人は、複数利用でも振り回されにくい傾向があります。
③ 主体的に動ける人
スケジュール管理や連絡対応を、
自分でコントロールできる人には向いています。
複数利用が向いていない人の特徴
① 忙しくて余裕がない人
仕事や家庭で余裕がない場合、
複数対応は負担になりやすいです。
ストレスが溜まって正しい判断が出来ないということもあり得ます。
② 意見に流されやすい人
複数のアドバイスを受けることで、
かえって不安が増えるタイプの人もいます。
こういった方は、まずは転職活動でエージェントを使うのではなく、あなたの軸を見定めてから動き出すと良いでしょう。
③ 早く方向性を固めたい人
ある程度方針が決まっている場合は、
1〜2社に絞ったほうが進めやすいこともあります。
ライフステージ別に見る考え方
独身の場合
比較的柔軟に動きやすいため、
最初は複数登録して様子を見る選択も取りやすいです。
ただし、目的を決めずに増やしすぎると疲れやすくなります。
既婚・子なしの場合
生活とのバランスが重要になってきます。
- 情報収集は複数
- 本格検討は絞る
といった段階的な使い方が合いやすいです。
パートナーとの働き方、生活スタイルにも関係してくることがあります。
働く時間帯が異なる、休みの曜日が異なるなどになってしまうとパートナーとのすれ違いの原因にもなってしまうので、その点についてはパートナーと話し合ってみましょう。
既婚・子ありの場合
時間とエネルギーに制約が出やすいため、
最初から数を絞る選択も現実的です。
「複数使わない=不利」ではありません。
転職活動で、パートナーの協力は必要不可欠です。
制約はあるでしょうけど、その中でもある一定期間で転職活動を終えるという目標を設けておくと良いでしょう。
目安としては、約3か月~4か月程度を見ておくと良いです。
失敗しにくくするための整理の仕方
複数使うかどうかを考える際は、
- 今は情報収集か
- 本気で転職を決めにいく段階か
を分けて考えるのがおすすめです。
最初は広く、
途中で絞る。
このくらいの柔軟さで十分です。
次に取れる小さなアクション
- 今の自分は「情報収集」か「本気検討」か整理する
- エージェント対応に使える時間を見積もる
- 負担を感じたら減らしていいと決めておく
転職エージェントは、数を増やすことが目的ではありません。
自分にとって無理のない使い方を選ぶことが、結果的に後悔を減らします。


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